新鮮な海の幸と風情を堪能しよう
日本は周りを海で囲われていて、魚介類が豊富にあります。
各地に有名な漁港が数多く存在します。
「だんらん処一」が仕入れにいっている大阪・京都の市場から近い漁港をいくつか紹介させていただきます。
現在、大阪府内には13の漁港があります。このほか阪南、尾崎、谷川等の一般港湾も漁業根拠地となっています。
〇泉佐野漁港
大阪でトップクラスの水揚げ量を誇る漁港で毎日新鮮な鮮魚や貝類が競り落とされています。
周辺の飲食店や青空市場では漁港直送の食材が取り扱われ、美味しい海鮮料理を味わうことができます。
昭和30年代後半ごろから佐野地方卸売市場の仲介業者や、
漁師の一部が自然発生的に近くの路上で競りの直後に魚介類の販売を行ったのがはじまりです。
現在は、30程の店舗が軒を並べ、特に週末には他府県からの来客で賑わい、泉州の風物詩となっています。
〇堺(出島)漁港・石津漁港
昔、大阪湾は「茅渟(ちぬ)の海」と呼ばれるほど魚介類の豊富な海であり、
古くから開港場(外国船が出入りする港)として栄えた堺出島漁港は、漁業の根拠地としても発展してきました。
しかし、昭和33年(1958年)以降の堺泉北臨海工業用地造成や関西空港の開港により、漁場は大幅に制約されています。
そんななか、堺出島漁港では漁獲物の水揚げ、陸揚げ作業施設を整備。
平成7年から市民とのふれあい場として「とれとれ市」を開催しています。
石津漁港は大阪府堺市西区にある小さな漁港です。
実は、石油コンビナートのプラントが見渡せる穴場スポットなんです。
工場夜景とライトアップされた新浜寺大橋を眺望できます。
〇岸和田漁港
大阪府内でも、群を抜く漁獲高を誇る漁港です。
林水産省の調査によると、平成25年の大阪府での漁獲量は17,919トン。
その中で、およそ75パーセントにもあたる13,569トンが、岸和田漁港で水揚げされています。
〇伊根漁港
日本に数ある漁港の中でも、とても珍しいスタイルをもつのが京都府 伊根町の伊根漁港の『浜売り(はまうり)』です。
通常、水揚げされた魚は競り(セリ)にかけられて、その後、
魚に値段がつけられて、そこで初めて購入できるわけですが、伊根漁港の場合、セリをしていません。
水揚げされた魚をそのまま選んでバケツに入れる、これが伊根のスタイルそのものです。
朝7時前後に漁港界隈の住民向けに、町内放送が流れます。
そこで、本日の水揚げが何時くらいから始まるのかをお知らせすることで、住民がフェアに漁港に向かうことができます。
水揚げされた魚はセリをせず、まずは地元の一般の方々が一番良い状態の一番良い魚を自身の目で確かめ選びます。
そして、バケツに入れ、魚種ごとに軽量してそのまま購入できます。
これが『浜売り』です。
残った鮮魚を漁港が箱詰めして都心部に出荷する流れです。
いかがでしたでしょうか。
ここでは紹介しきれなかった漁港もたくさんあります。
当店では様々なところから鮮魚だけを仕入れ、みなさまに最高の状態で提供させていただいております。
ぜひその味を体験しにきてください。
令和2年度第3次補正 事業再構築により作成